国公立病院と一口にいっても、経営母体は法人格のこともあれば、自治体であることもあり、バラエティーに富んでいます。ここでは経営母体別に分け、看護師がそれぞれに転職・就職するメリットやデメリットについて考えてみましょう。

国立病院機構に就職・転職を希望する看護師が注目しておきたいこと

国立病院、と呼ばれている医療機関は正確には、『国立病院機構』と言って、経営は『独立行政法人』が担い、厚生労働省が直接経営をしている形態になります。全国各地に点在する国立病院は自治体によっては複数有し、医療機関だけでなく療養機能を受け持つ病院も含まれています。 歴史が長い医療機関が多いので、いわゆる『病院内ルール』の縛りがあるとも言われていますが、独立行政法人として法人格を得たことで改革が進み、施設によっては国内でも先進的な医療技術に積極的に取り組んでいるところもあります。

国立病院に雇用される看護師は準公務員として扱われ、利用できる福利厚生が豊富な点が魅力的ですが、たいていの公務員は初任給が一般企業に比較して低めに設定されており、国立病院もこれにならっていることが多いようです。ですがその後は公務員と同列的に順調に昇給していくことを期待できるので、新卒で大学病院に入職した看護師と比較して、30歳代半ば頃には基本給が逆転して高額になります。

また国の管轄事業所という側面では、労働基準が比較的厳しく適用されているので、一般的な公務員に女性が長く勤めやすい現場に見られるように、女性看護師も出産・子育て・介護といったライフイベントにも対応しやすく、安定して長く勤め続けることができます。最終的には退職慰労金といった形で現れることでもあるので、定年まで働きたい人はぜひ就職・転職の希望先にリストアップしておきたいですね。

ですが一方で、経営母体が全国で共通しているという点では、辞令があれば転属することも必要になってきます。医療職の看護師ではあまりないようですが、長く勤めれば管理職として嘱望されることも出てくるので、国立病院ならではの事情や背景も理解したうえで就職・転職するようにしましょう。

県立病院に就職・転職を希望する看護師が注目しておきたいこと

県立病院(都立・府立・道立を含む)は、実質上の経営責任者が県知事という点に特色があります。具体的には掲げられた政策実現のため、病院職員に犠牲が強いられてしまうときもある、ということですが、そのときどきの県議会の決議によって二転三転することもままあり、全国的なニュースとして報じられることもあります。県立病院に就職・転職を希望している人は、こういった特別な事情が背景にあることも充分考慮したうえで決めるようにしたほうがのちのちのためにも良いかもしれません。

県立病院に雇用される看護師は、県職員待遇で職域が医療職になります。国立病院と同じ理由で、初任給は大学病院や私立病院に比較して低めに設定されていますが昇給が見込めますし、長く勤務することで退職金もそれなりにまとまった額になることが多いようです。

自治体によっては市町村立の医療機関をまとめる役割を求められるのも、県立病院の特徴と言えるかもしれません。出向先は同じ県立だけでなく、市町村の経営する医療機関となることがあります。また、県立の医療機関の医療職というリーダー的な立場から、役場等の事務方へ出向・転属を求められることもあります。ですがこれらは自治体によってまちまちな対応になっているので、就職・転職時に自分でよく聞いて事前に確認しておくようにしましょう。

市立病院に就職・転職を希望する看護師が注目しておきたいこと

市立病院(町村立を含む)は、実質上の経営が地域自治体ということもありますが、業務委託され市立に準ずる経営実態であるケースもあります。どちらがよりいい・悪いということはありませんが、自分の雇用者がどこの誰になるのかは給与体系や待遇にも影響が出てくることなので、しっかりチェックしておくことが必要です。

市立病院の魅力は、なんといっても患者さんとの距離感の近さでしょう。近所の知人や人によっては家族が利用することもありますし、「市立○○病院の看護師さん」として、医療的なことを聞かれたりする機会も多く、地域の人から何かと頼りにされます。地域医療は在宅医療・居宅介護まで領域が広がりつつあるので、身近で全人的な看護を提供しやすい環境は馴染みやすいと言えそうですね。

また、同じ市立の施設に異動しても雇用者が同じであれば継続勤務として加算されていくので、他の自治体に引っ越す予定がない人や、勤務場所が変わっても看護師として長く働き続けたいという人からも人気があります。

ですがネックとしては、たびたびニュースにもなっているとおり、経営母体である市町村の予算が厳しい時期は医療職職員の給与や昇給も据え置き、あるいは減額になることがあります。自治体によっては少子高齢化が急速に進み、採算が採れず、病棟閉鎖や職員数を減らすことも余儀なくされている事例が散見されます。他の市立病院と併合することで最小限のダメージで済むこともありますが、行政機関としての側面を持っているので私立病院で見られるような一般企業の買収によって経営継続することが困難で、病院ごと閉鎖せざるを得ないケースも出ています。

市町村統合のいわゆる平成の大合併時代はすでに終わっていますが、これから先ないとは限らないのも不安材料の一つです。再就職によるキャリアの中断のリスクが少なく、転職に小回りが利きやすい市町村職員としてのメリットはライフイベントが多彩な女性にとって大きいものですが、政局動向も頭の片隅に置きながら、就職・転職を検討するのがベストと言えます。

国公立病院に勤務する最大のメリットは『将来にわたる福利厚生』や『横の繋がり』

デメリットもある国公立病院への就職・転職ですが、経営母体が国や自治体なので、実際は大学病院や私立病院に比較して安定しています。つい給与や待遇といったことに目を奪われがちですが、国公立病院に勤務する最大のメリットは何よりも安定性が高く、準公務員待遇で年を重ねるごとの昇給も安定しています。また、小規模の医療機関とは異なり、年金や官舎に準じる住宅や手当に加え退職金制度など、含めた将来にわたる福利厚生もあります。

また、横のつながりが強く太いこともメリットの1つです。行政の保健医療政策を実現する最前線で、たくさんの部署と連携を取りながら地域に貢献できるのはとてもやりがいが持てるものです。募集は求人広告として出づらく、自治体の広報やホームページなどで告知されることがほとんどなので、興味がある人は常時チェックするようにしましょう。

国公立病院看護師になりたい方は、転職サイトに相談してみましょう!

国公立病院看護師に転職したい方は、一度転職サイトに相談してみましょう。自宅から通える国公立病院や、希望条件にもっとも合致する非公開求人から紹介してもらうことができます。

以下で紹介するサイトは、求人数(非公開求人)、キャリアアドバイザー、転職サポートの充実度、利用者の満足度などから、本当におすすめできる看護師転職サイトを厳選しています!


人気の看護師転職サイト
第1位看護のお仕事
第2位マイナビ看護師
第3位ナース人材バンク
第4位ナースではたらこ
第5位ナースJJ
看護師の転職事情
ベストな転職タイミングとは?
悩み・不満を転職にいかす
看護師不足の今は転職チャンス
看護師に人気の診療科とは?
都道府県別データ
転職の前に
看護師の転職ノウハウ
転職を検討する前の整理
転職サイトの選び方のコツ
転職前に転職先の内情を知る
転職サイトを賢く使う
転職サイトとは
転職サイトの仕組み
メリット・デメリット
転職サイトの選び方
転職サイトの種類・タイプ
コンサルタントを見極める
コンサルタントを味方にする
条件別転職サイトランキング
お祝い金がもらえる
求人数が多い
高給与の求人が多い
顧客満足度が高い
サポート体制が充実している
コンサルタントの質が良い
地方の転職に強い
非常勤・派遣の求人が多い
職場別から探す転職先
大学病院
総合病院
一般病院
精神科病院
療養型病院(慢性期病院)
クリニック(医院・診療所)
科目別から探す転職先
整形外科
産婦人科
内科
小児科
心療内科
精神科
泌尿器科
業務内容から探す
治験コーディネーター(CRC)
フライトナース
ツアーナース
エスコートナース
訪問看護師
タイプから探す
20代前半
20代後半
30代
40代
第二新卒
新卒1年未満
ブランクあり
職種・資格から探す転職理由
正看護師
准看護師
助産師
保健師
働き方から選ぶ転職のポイント
常勤
非常勤
特集企画『転職アンケート』
転職サイトは複数比較するべき
まずはコンサルタント探し
優先順位を決めること
将来を考えた上での転職が必要
自分に合う職場選びが大事
看護師の転職手段
看護師の6つの転職手段
直接応募
求人広告・求人情報誌
友人・知人による紹介
ハローワーク
eナースセンター
転職サイト
求人広告サイト
集合型求人サイト
看護師の転職トレンド
看護師の転職イベント情報
2017/10/19
デキる先輩ナースに学ぶ!やっぱり凄い仕事がデキるナースの特徴
2017/10/14
日勤・夜勤…結構シフトがハードな看護師の勤務形態&時間
2017/10/12
トイレに行く時についでにチェックしたいナースの身だしなみ
2017/10/10
こんな先輩ナースとは働きたくない!ムカつく先輩の言動
2017/10/05
いるよねー!性格が悪いと思われがちな看護師の特徴
Copyright © 看護師転職求人サイト比較.net All rights reserved.