社会福祉施設とは、社会福祉事業を行う施設で、各種老人ホームや、障がい者福祉施設、乳児院、保育所などがあります。これらの施設での看護師の需要や働き方、収入やメリット・デメリットなどについてご紹介します。

社会福祉施設で働く看護師の役割・仕事内容
社会福祉施設での看護は、患児や患者ではなく、一般の利用者を相手にする仕事です。看護師としての役割は、保育所などでは外傷、老人施設では褥瘡ケアなどの医療処置があげられます。
問診や検温、血圧測定、服薬チェックなどもあります。医師や保護者、利用者のご家族との申し送りや連携も大切な業務です。
仕事の流れのイメージとしては、まず、入所者の健康状態について、当直看護師と情報交換を行います。
そして、朝の体温測定をして、健康状態の把握をします。その後、食事や入浴の介助などを行い、次の担当看護師に申し送りをするようになります。
社会福祉施設の収入・待遇
社会福祉施設での看護師の収入は、概して高くはありませんが、施設によって大きく異なります。
常勤で比較しても、日勤のみのデイサービスや保育所などでの年収は350万円程度と低めですし、遅番やオンコール対応のある有料老人ホームでは450万円程度とやや高めになっています。
夜勤のない施設が多いですし、残業なども少なめです。
社会福祉施設の収入・待遇
社会福祉施設で働くメリットには、ゆとりのある勤務体制が選択しやすいことと、業務内容も緊迫したものではないことが挙げられます。
夜勤のある施設は少ないですし、保育施設では土日休、デイケア・デイサービスなどでは日祝休の施設が多いです。
患者相手の業務ではないので、緊迫性が低く、総合病院では看護師の仕事になりがちな保育や沐浴、食事ケアなどの力仕事や雑務も、保育士や介護士が請け負っていることが多くあります。
社会福祉施設で働くデメリット
デメリットは収入がやや少なめなことと、コミュニケーションスキルが要求されることです。メリットとしてあげた夜勤や残業の少なさや、休みの取りやすさは、収入の低さに直結します。
また、配置医との連携や申し送り、保育士や介護士との連携、保護者やご家族の方とのコミュニケーション、施設利用者との意思の疎通やコミュニケーションなど、施設内での看護師以外との相互理解が強く要求されます。
オンコール勤務がある施設では、患者さんからの呼び出しがあった場合には出勤しなければならないという点もデメリットとして挙げられます。
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