障害者施設(障害者支援施設)の特徴や障害者施設(障害者支援施設)に転職するメリット・デメリットについてご紹介します。

社会福祉領域の看護師としてのキャリアを高めたい方に人気の仕事

障害者施設の看護師の仕事は、障害者の方とじっくり向き合ってケアを行いたいとお考えの方や、社会福祉領域の看護師としてのキャリアを高めたい方に人気の仕事です。ここでは、障害者施設の看護師の具体的な仕事内容ややりがいについて、また転職するメリット・デメリットについてご紹介しています。

障害者施設(障害者支援施設)の看護師の仕事内容

障害者施設とは、障害者総合支援法に基づいて設置されている社会福祉施設であり、身体的・知的・精神的な障害を持つ方が入所しています。社会福祉施設であるため、障害者施設では医師や看護師が検査や処置を行うことはほとんど無く、障害者の方の生活支援や社会復帰支援を行うことを目的とした施設です。障害者施設の看護師の主な仕事内容としては、障害者の方の健康管理や服薬管理、移動・食事・入浴・排泄の介助などが挙げられます。

障害者施設(障害者支援施設)の看護師の仕事の特徴とは?

障害者施設の看護師の仕事の特徴は、検査や処置を行うことが無く、障害者の方の健康管理や介助が主な業務内容であることです。また、障害者施設には様々な障害を持つ方が入所しているため、それぞれの障害に関する幅広い知識やケアのノウハウが求められます。障害者の方やそのご家族にとって、身近で安心できる看護師になることがとても大切です。

障害者施設(障害者支援施設)に転職するメリット

障害者施設で働いている看護師の方から聞く障害者施設で働く代表的なメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 障害者の看護・介助の経験や、精神科の実務経験を活かすことができる
  • 障害者の方とじっくり向き合って看護することができる
  • 急変や死亡に直面することが少ない

障害者の看護・介助の経験や、精神科の実務経験を活かすことができる

障害者施設では、障害者の看護や介助の経験がある方や精神科の実務経験がある方を優先的に採用しているため、看護師としてのキャリアを活かして転職することができます。また、未経験の方にも採用の間口は広げられていますが、病院と障害者施設では業務内容の違いが大きいため、安心して働くためには経験があった方が良いでしょう。

障害者の方とじっくり向き合って看護することができる

障害者施設に入所する障害者の方の多くは、数年間の継続的なケアを必要とされているため、一人ひとりの障害者の方とじっくり向き合って看護することができるというメリットがあります。総合病院や一般病院では入院患者さんや外来患者さんが多く、処置や雑務に追われてしまって患者さんとのコミュニケーションに時間を割くことができない、という問題が起きがちですが、障害者施設では障害者の方とのコミュニケーションの時間を比較的確保しやすいという特徴があります。

急変や死亡に直面することが少ない

障害者施設には、急性期の症状を抱えた障害者の方がおらず、何らかの障害を抱えているものの健康状態は良好である方が多いため、急変や死亡に直面することがほとんどありません。看護師にとって急変や死亡は大きな精神的ストレスを感じるものであるため、安心して働くことができるというメリットがあります。

障害者施設(障害者支援施設)に転職するデメリット

一方で、障害者施設で働いている看護師の方から聞く障害者施設で働く代表的なデメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 検査や処置を行うことが無いため、スキルが低下しやすい
  • 障害者の方から暴言や暴力を受けてしまうことがある

検査や処置を行うことが無いため、スキルが低下しやすい

障害者施設では、看護師が検査や処置を行うことが無いため、基本的な医療行為のスキルが低下しやすいというデメリットがあります。医療行為のスキルが低下してしまうことで、病院への転職が不利になることがあるため、障害者施設に転職をお考えの方は、将来的なキャリアプランも見据えた上で転職先を決めることが大切です。

障害者の方から暴言や暴力を受けてしまうことがある

障害者施設では、精神障害者の方などから暴言や暴力を受けてしまうことがあるため、看護師の仕事を行う上でその様な危険性があることを理解しておきましょう。また、精神病棟や精神科病棟に勤務する場合は、看護師に危険手当が支払われるケースが一般的ですが、障害者施設では施設側の裁量が大きいため、危険手当が無い場合があることに注意が必要です。なお、精神病棟や精神科病院に入院する精神障害者の方と比較すると、障害者施設の精神障害者の方は精神的に安定している方が多いため、暴言や暴力を受けてしまう可能性は低いでしょう。

障害者施設(障害者支援施設)の仕事はこんな方におすすめ

下記に当てはまる方は、障害者施設への転職がおすすめです。

心身のタフさに自信がある方

障害者施設では、障害者の方の移動・食事・入浴・排泄などの介助を行ったり、時には障害者の方を一時的に押さえつけたりすることがあるため、障害者施設の看護師には身体的なタフさが求められます。また、知的障害者の方のケアを行う際に予定通りに業務が進まなかったり、障害者のご家族からクレームに近いことを言われてしまったりということもあるため、精神的なタフさも併せて求められます。この様に、障害者施設の看護師の仕事は決して楽な仕事ではありませんが、障害者の方やそのご家族にとって看護師は必要不可欠な存在であるため、プロの看護師として高い自負心を持って仕事に向き合うことがとても大切です。

障害者施設(障害者支援施設)に転職する際の注意点

残業や夜勤の多さが施設によって大きく異なる

障害者施設は、施設によって残業や夜勤の有無・頻度が大きく異なるという特徴があります。残業や夜勤がほとんど無い施設もあれば、週に1?2回の夜勤(宿直)がある施設や夜間呼び出しの多い施設もあります。残業や夜勤の頻度は、勤務している看護師の数や入所している障害者の方の数および障害の程度に寄ることが多いため、不安な方は面接の際に詳しく確認しておくことをお勧めします。

コミュニケーションや信頼関係の構築に苦労することも

障害者施設に入所している障害者の中には、言語障害や聴覚障害によってコミュニケーションに不自由のある方や、精神的ストレスによって人と上手く接することができない方も居るため、障害者の方とのコミュニケーションや信頼関係に苦労することがあります。障害者施設の看護師にとって、障害者の方との人間関係を構築することはとても大切であるため、粘り強くコミュニケーションを行ったり、手話や聴覚口話法などのスキルを習得したりすることが求められます。

障害者施設(障害者支援施設)の看護師の求人の特徴・年収について

障害者施設の看護師の求人の特徴

障害者施設は全国に約6,000施設あり、病院数と比較すると少ないものの、看護師が求められている社会福祉施設の中では 児童福祉施設・老人ホーム(特養・有料)に次いで3番目に多い施設数です。よって、障害者施設の看護師の求人は通年で一定の求人数があるため、条件に合う転職先さえあればすぐに転職を実現することができます。

障害者施設の看護師の年収

障害者施設の看護師の年収は、残業や夜勤の有無によってバラつきがありますが、病院勤務の場合と比較すると低めの年収に設定されていることが多く、具体的には平均300万円?400万円の年収を得ることができます。なお、看護師全体の平均年収は470万円であるため、障害者施設に転職することで年収が低下するケースが一般的です。また、社会保険などの福利厚生も病院ほど充実していないため、障害者施設の仕事は、やりがいや仕事とプライベートのバランスを重視する方にお勧めの仕事です。

障害者施設(障害者支援施設)へ転職を成功させるポイント

障害者施設の看護師の求人は、病院ほど豊富ではなく情報も公開されていないため、希望条件にマッチする転職先を探すために看護師の転職に強い転職サイトに相談することをお勧めします。転職サイトでは、コンサルタントから条件にマッチした求人情報の提供を受けられるだけでなく、看護師としてのキャリア相談や書類の書き方や面接のレクチャーを受けることができるため、忙しい看護師の心強い転職パートナーとして活用することができます。

特に、初めて転職される方や忙しくて転職活動に時間を割くことが難しい方は、障害者施設への転職に強い下記の転職サイトに相談し、転職活動の進め方や自分の希望に合った病院の情報を効率的に収集すると良いでしょう。


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