最近、臓器別診療科目として専門センターを掲げる医療機関が増えていて、包括的な視点での看護ニーズに応えた業務を行う看護師の就職・転職の場所として臓器別センターの人気が高まっています。

臓器別センターが増えた背景

内科と外科が一体化した医療機関で、臓器別に治療できることは、医師の専門性と技術力を向上しやすく、効率的に業務を行えるようになり医療スタッフが集まりやすいので、患者さんにとっても安心して治療に臨むことができるというメリットがあります。

たとえば、循環器センターでは、主に心臓とそこに至る大血管を担当する診療科ですが、同じ心筋梗塞の患者さんでも、全身状態や症状によって、外科的手術を行うケースと内科的治療を選択するケースに分かれることがあります。従来のシステムに則れば、手術をする患者さんは外科に、内科的治療をする患者さんは内科に入院します。ところが内科に入院したあと容態が急変し手術が必要になったときなどは外科にベッドを移動しなければなりませんし、担当医も変わるのが一般的です。ベッドの空き状況によっては転院が必要になるケースも少なからずあり、患者さんとご家族の心身両面の負担になる問題がありました。

医師や看護師にとっても、退院までサポートできない心残りは大きいものですが、同じ臓器領域でも外科と内科では職員同士の交流が薄くなりがちで、その後の情報は取りづらいデメリットもあります。患者さんの中には再入院してくることも多々ありますから、カルテ上でしか以前の入院情報を取れないことは、患者さんにとっても不利な側面と言えます。臓器別センターは内部で外科医・内科医の区別はありますが、外科と内科の間にありがちな煩雑なやり取りに割く労力がなくなるぶん、単純ミスを減らしながら治療・看護に専念しやすい環境です。

メリットがデメリットを上回る臓器別センターがなかなか普及しなかった理由は、学閥をトップとした医局制度が背景にあると言われています。今も、「第一内科」「第二外科」といった医局の名称がそのまま使われた診療科を名残として見ることができますが、みなさんもご存知のように、医局制度は事実上崩壊しました。

その結果として医師の偏在といった問題も起こっていますが、柔軟な発想をする若い医師が国内でも活躍しやすくなり、高度先進医療の普及の助けもあり、旧来の医局制度にとらわれない臓器別診療科が全国に広まったのです。最近は大学病院内でも臓器別センターを設けるようになり、出身医大にこだわらず、別の医大出身の医師も多く迎える場所にもなっています。

臓器別センターに勤務する看護師に求められること

就職や転職、復帰をしようとするとき、つい看護師も外科・内科という視点で求人票を見てしまいますが、外科・内科の区分は医療行為によって左右されるものごとであり、看護学の体系に基づいているものと言えません。本来は専門看護師・認定看護師資格に代表されるような、患者さんの状況、必要とされるケアに基づいた看護実践があるべきですし、看護計画でも看護過程に則った看護診断名を記載します。

つまり、より専門的な看護知識が必要になりますが、臓器別のメジャーな疾患は病態と治療方法をセットで覚えておかなければ日常業務に支障が出ます。ですが看護学の専門家として医療サービスを提供しやすい臓器別センターではやりがいがありますし、急性期から慢性期まで、外科・内科の区別なく業務に就ければ、キャリアアップの速度を速めることに繋がるので、特に新卒看護師の就職先としてメリットが多いと言えそうです。

臓器別センターの看護師が多忙なワケ

前述のように、臓器別センターに就職・転職するメリットは多くあります。ですがいい話ばかりでなく、ネックとなる側面もあります。あくまで医療機関による事例ですが、臓器別の三次救急部門を担うセンターがあります。この場合、救命段階の超急性期にある患者さんの搬送も受け入れなければならないので、勤務はハードになりがちです。

また、三次救急部門の指定を受けていないセンターでも、付属先の病院本体の救命救急センターから「専門医が常在する」ということで、押し上げられるケースもありますし、地域で初期救急や二次救急を担当する医療機関から患者さんの搬送要請を受けることもあります。

総合病院の病棟では、準集中治療室に相当するリカバリー病室(回復病室)を有していますが、救命救急から直接上がってくる患者さんであっても、容態はある程度落ち着いてからです。臓器別センターでは機材も整っているので、病棟では受け入れられない患者さんも受け入れが可能になっているのです。

また、勉強会や研修への参加が求められることも多く、自由参加になっていたとしても、入職したばかりの人だと断りづらいものですし、半ば強制参加ということもあります。自身のキャリアを正確に把握したうえで、転職希望をしようとするセンターで新たにどんなことができるのか、といったことも充分に考えると、転職を成功させやすくなります。

勤務が制限されやすい環境の人は事前によく相談しておく

臓器別センターは診療報酬の加算を取りやすい業務システムを運営していることもあり、看護師のお給料は平均より高い水準になっています。もちろん業務システムには高い看護技術も含まれていますから、喜んでばかりもいられませんが、日勤のみやパートタイム勤務でも残業が発生しやすく、研修が入れば休日出勤もしなければなりません。

まだ子供が小さいとか、家族に介護者がいるといった事情で、勤務が制限されやすい環境の人は、面接前の面談や施設見学のときに担当者とよく話し合っておくのも、転職を成功させるコツです。

こういったことは総合病院内の病棟に転職する人にも共通して言えそうなことですが、臓器別センターは施設によって多彩な個性を発揮している点で異なり、キャリアが長い看護師でも勤務して初めて知るようなユニークな場面に遭遇することもあります。入職してのちのち困ることがないように、より具体的に質問事項を整理して、就職・転職活動をしていきましょう。

臓器別センターの看護師になりたい方は、転職会社に相談してみましょう!

臓器別センターの看護師に転職したい方は、一度転職会社に相談してみましょう。自宅から通える病院や、希望条件にもっとも合致する非公開求人から紹介してもらうことができます。

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