緩和ケアの仕事の特徴や緩和ケア仕事に転職するメリット・デメリットについてご紹介します。

心身のケアを通して終末医療の経験を積みたい方におすすめのお仕事

緩和ケアの仕事は、患者さんの心身のケアを通して終末医療の経験を積みたい方や、患者さんやその家族とのコミュニケーションにやりがいを感じる方に人気の仕事です。

ここでは、緩和ケアの看護師の具体的な仕事内容や転職のメリット・デメリットについてご紹介していますので、転職活動の参考にしてみてください。

緩和ケアの看護師の仕事内容

緩和ケア(ホスピス)とは、手術や投薬による積極的な治療ではなく、患者さんの痛みを和らげたり精神的なケアを行ったりすることで、QOL(生活の質)の向上を目指す医療行為です。
具体的には、医師や麻酔科医を中心に、痛み止めを投薬したり麻酔を打ったりすることで、患者さんの身体的な痛みを和らげます。

緩和ケアに従事する看護師には、それらの医療行為の介助や患者さんのメンタルケアなど、患者さんの心身の痛みを軽減するサポートを行うことが求められます。

緩和ケアの仕事の特徴とは?

緩和ケアの仕事の最大の特徴は、一般的な診療科の様に治療ではなく緩和を目指した医療を行うことです。通常では使用することのない劇薬や麻酔を用いて患者さんの痛みを軽減したり、麻酔科や精神科の医師・看護師・介護福祉士・カウンセラーなど様々な医療スタッフと連携して患者さんの心身のケアを行ったりします。

また、緩和ケアは国際的には特定の診療科や疾患に属するものではありませんが、日本では主に癌患者さん(特に末期の癌患者)を対象とする点に特徴があります。

緩和ケアで働くメリット

緩和ケアで働いている看護師の方から聞く緩和ケアで働く代表的なメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 緩和ケアの仕事を通じて、終末医療の経験を積むことができる
  • 精神科や心療内科の経験を活かすことができる
  • 緩和ケア認定看護師としてキャリアアップすることができる

緩和ケアの仕事を通じて、終末医療の経験を積むことができる

緩和ケアは、日本では1981年に生まれた比較的新しい医療分野であり、癌患者さんの終末医療に特化した専門性の高い仕事です。手術や投薬による治療とは違って、患者さんやその家族とのコミュニケーションを通じた心身のケアに重きが置かれている点に特徴があり、緩和ケアの仕事でなければ得ることのできない経験と知識があります。

また、日本の緩和ケアは未だ発展途上であるため、病院内外の勉強会や研修会を通じて、積極的に緩和ケアの知識やスキルを習得することが大切です。

精神科や心療内科の経験を活かすことができる

緩和ケアの看護師にとって、患者さんやその家族の心身のストレスや感情の変化を察知し適切なコミュニケーションを行うことは極めて重要なスキルであるため、精神科や心療内科で看護経験のある方は、その経験やスキルを活かして仕事をすることができます。
緩和ケア病棟には高齢の患者さんが受診・入院されるケースが多いため、食事や移動の介助経験が豊富な方や認知症などの高齢者特有の疾患に知識の深い方は、キャリアを最大限に活かして働くことができます。

緩和ケア認定看護師としてキャリアアップすることができる

「緩和ケア認定看護師」は、日本看護協会が認定する認定看護師の1つであり、疼痛・呼吸困難・全身倦怠感・浮腫など の苦痛症状の緩和と患者さんおよびその家族の精神的なケアに関して、熟練した看護技術と知識を持つと認められた看護師を指します。
緩和ケア認定看護師は、看護師としての実務経験5年以上の方で、かつ緩和ケア分野の実務経験が3年以上の方が認定試験を受けることができます。ですが、仕事と並行して試験に向けた勉強をしなければならないため、心身のタフさが求められることになりますが、キャリアアップや年収アップを目指したい方にお勧めです。

緩和ケアで働くデメリット

一方、緩和ケアで働いている看護師の方から聞く緩和ケアで働く代表的なデメリットには、下記が挙げられます。

患者さんの死や急変が大きなストレスになるケースも

緩和ケア病棟では、主に高齢の末期の癌患者さんを対象にケアを行うため、患者さんの死や急変は日常的な出来事です。患者さんの死や急変は、看護師の大きな精神的ストレスに繋がるケースもあるため、耐えられず早期に離職される方もいます。

通常は患者さんの全快や退院が看護師のモチベーションに繋がりますが、緩和ケアでは患者さんが如何に苦しむことなく死を迎えることができたかということが看護師のやりがいとなります。

緩和ケアの仕事はこんな方にお勧め

下記に当てはまる方は、緩和ケアへの転職がおすすめです。

  • 患者さんや家族のメンタルケアにやりがいを感じる方
  • 様々な医療スタッフと連携して患者さんのケアを行いたい方

患者さんや家族のメンタルケアにやりがいを感じる方

緩和ケアの看護師は、医師の介助や患者さんの身体ケアを行いますが、看護師の役割として特に重視されているのは患者さんやその家族のメンタルケアです。
死期を目の前にした患者さん自身は落ち着いていることが多いのですが、その家族は心の整理ができず精神的に不安定であるケースが多いため、家族のメンタルケアに細心の注意を払う必要がある点に緩和ケアの特徴があります。

様々な医療スタッフと連携して患者さんのケアを行いたい方

緩和ケアの仕事は独立して行うものではなく、医師や麻酔科医を中心に、様々な診療科の医療スタッフや介護福祉士・カウンセラーなどの専門スタッフと連携して業務を行います。
緩和ケアの看護師には、患者さんのパートナーとしての役割が求められ、他の医療スタッフと密に情報交換を行ったり、勉強会や研修会に参加して患者さんに最適な緩和ケアを見出したりすることが大切です。

緩和ケアに転職する際の注意点

緩和ケアに転職する際には、以下に注意しましょう。

  • 緩和ケア病棟が少なく採用の間口が狭い
  • 体力や力仕事が必要な場面が多い

緩和ケア病棟が少なく採用の間口が狭い

緩和ケアの主な職場は緩和ケア病棟のある病院ですが、他の診療科と比較して病棟数が極めて少ないため、採用の間口が狭く転職を希望してもなかなか職場が見つからないというケースがあります。

実際に、2014年度の緩和ケア病棟を持つ病院数は321であり、精神科や心療内科と比較しても半分以下となっています。日本の高齢化社会の進行に合わせて緩和ケアの重要性が高まることから、緩和ケア病棟数は増加の見込みとなっていますが、現時点では豊富に職場があるとは言えない状態です。

体力や力仕事が必要な場面が多い

緩和ケアの仕事は、比較的忙しくなくゆったりとしているイメージをお持ちの方が多いと思いますが、実際はハードな職場が多く体力や力仕事を求められます。身体を自由に動かせない高齢の患者さんが多いことや合併症を抱える患者さんが多いことから、看護師は細心の注意を払いながら移動・食事・排泄の介助を行います。

このことから、緩和ケアの仕事は体力や力仕事に自信のある男性の看護師が採用されやすいという特徴があります。

緩和ケアの看護師の求人の特徴・年収について

緩和ケアの看護師の求人の特徴

緩和ケアの看護師の求人数は、他の診療科の求人と比較して非常に少ないため、転職活動には一定の期間と余裕を持って臨むことをお勧めします。また、病棟の外来担当で採用された場合も、緩和ケアに力を入れている病院では夜勤を命じられることもありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

緩和ケアの看護師の年収

緩和ケアの看護師の年収は、一般的な看護師の平均年収である470万円前後に設定されています。主に緩和ケア病棟で勤務することになりますので、年収アップを目指したい方は夜勤の回数を増やして夜勤手当てを多めに受け取ったり、緩和ケア認定看護師にキャリアアップしたりすると良いでしょう。

緩和ケアの看護師へ転職を成功させるポイント

先ほど言った通り、緩和ケアの看護師求人は他の診療科の求人と比較すると少ないため、求人の新着情報を効率的に収集する必要があります。転職エージェントは、各地に拠点を持ち、地域の病院とリレーションを持っているため、非公開求人をはじめとした様々な求人案件を保有しています。

転職エージェントでは、面接のアドバイスや履歴書の作成の仕方、退職のアドバイスといった転職活動に関わる様々なサポートも無料で提供してくれますので、新着情報を見逃さないためにも積極的に転職エージェントを活用すると良いでしょう。

また、最近では緩和ケア病棟は増加傾向にあり、新しく看護師の採用を始める病院もありますので、緩和ケアの看護師求人に強い下記の転職エージェントを活用して転職トレンドも含めた情報収集を効率的にしていくことがおすすめです。


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