血液内科の特徴や血液内科に転職するメリット・デメリットについてご紹介します。

専門性が高いことからキャリアアップを目的とした看護師に人気の血液内科

数ある診療科のなかでも、珍しい診療科や、専門性が高く特定の病院にしか設けられていないというものがあります。その1つが血液内科です。血液内科は専門医が少ないことや設備の面から、中病院やクリニック・診療所にはなく、総合病院のような大病院にしかありません。

ここでは血液内科の特徴、看護師の仕事内容、そして血液内科で働くために必要な能力についてご紹介します。

血液内科の看護師の仕事内容

血液内科で扱う疾患は、血液の病気全般です。血液の病気は、骨髄(急性骨髄性白血病、骨髄異型性症候群など)、リンパ球(急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫など)、貧血(再生不良性貧血、溶血性貧血など)、血小板(突発性血小板減少紫班症など)の大きく4つに分類されます。

血液内科において、看護師の仕事は主に4つです。1つ目は検査内容・方法についての説明、2つ目は医師の診療補助、3つ目は患者さんの全身管理・点滴や各種検査、4つ目は患者さんの健康状態把握・精神的なケアです。

化学療法や骨髄移植は、専門的な知識を要します。患者さんが苦痛を感じてしまうことも少なくありません。治療も長期になることが多いため、患者さんの精神的なケアを行うことも重要になってくるのです。

血液内科の仕事の特徴とは?

血液内科の場合、治療が難しい難治性の難病が多いという点です。実際に、再生不良性貧血や溶血性貧血、突発性血小板減少紫班症などは厚生労働省の特定疾患(難病)に指定されていますし、白血病や悪性リンパ腫は一度寛解しても再発する可能性が大きい病気です。

そのため長期の入院になる患者さんが多いのですが、その多くは免疫力が下がった状態での入院です。場合によってはウイルスなどが入り込まないように、隔離した病室での入院になることもあります。もちろん看護を行う看護師も、衛生面などには常に注意を払うことが求められており、ちょっとしたミスで患者さんが危険な状態になってしまうため、毎日緊張感をもって働くことが大切です。

血液内科で働くメリット

血液内科で働いている看護師の方から聞く血液内科で働く代表的なメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 看護師としてスキルアップできる
  • コミュニケーションスキルが上がる
  • 観察力が上がる

看護師としてスキルアップできる

最先端の医療技術を導入することも多いので、スキルアップしたい看護師には最適な職場でしょう。全国でも数が少ない血液内科には、希望をしても勤務できない場合が多いので、採用・配属された場合にはチャンスと思って頑張ってみるのがおすすめです。

コミュニケーションスキルが上がる

血液内科の場合、短期間で治る疾患が少ないということもあり、患者さんの多くは長期入院をすることになります。そのため、看護師とも接する時間が長く、1人1人とじっくり向き合って看護することができます。コミュニケーションを取る時間もたっぷりありますし、またそうして接しているうちに、患者さんのちょっとした様子の違いから病変を感じ取るスキルも身につきます。

観察力が上がる

血液内科に限らず、内科の場合は目に見えない症状も多いので、患者さんの様子から変化を見抜く観察力は特に大切です。最初は難しく感じるかもしれませんが、内科に努めるうちに徐々にそのスキルが身につきます。内科看護は奥が深いといわれる所以です。また、生活習慣病の増加とともに、血液系の疾患も増えているので、血液内科の経験は転職にも有利です。

血液内科で働くデメリット

一方、血液内科で働いている看護師の方から聞く血液内科で働く代表的なデメリットには、下記が挙げられます。

  • 患者さんとのコミュニケーションが難しい
  • 患者さんの急変で残業がある

患者さんとのコミュニケーションが難しい

精神的な支えになるべき看護師の不用意な一言で、患者さんやその家族が傷つくことがあります。抗がん治療を行う場合などは特に、抗がん剤の副作用である吐き気と闘ったり、髪の毛が抜け落ちてしまう患者さんも多く、そういった患者さんのサポートをどのように行えばよいのか悩んでしまう看護師も少なくありません。

特に経験の浅い看護師は、患者さんとのコミュニケーションが難しいと感じてしまうことが多いようです。

疾患の改善や経過を感じづらいことも

血液内科ではどうしても患者さんの急変などにより残業は発生します。場合によってはかなり忙しくなることもありますが、急変した場合は患者さんの命に関わることも多いです。長期の入院でコミュニケーションが取りやすいだけに、患者さんが亡くなったときのショックをより感じやすくなり、実際にそれが負担で辞めてしまう看護師もいます。

血液内科の仕事はこんな方にお勧め

下記に当てはまる方は、血液内科への転職がおすすめです。

  • 患者さんに寄り添った看護をしたい方
  • 好奇心旺盛で勤勉な方

患者さんに寄り添った看護をしたい方

病状の重い患者さんと接する機会がとても多くなるため、精神的なケアを行うスキル・コミュニケーション能力が求められます。

血液疾患は急に症状が現れることも少なくなく、緊急入院をしている患者もいます。自分に何が起こっているのか理解できず、ストレスを感じてしまうことが多いのでそのフォローも必要です。

入退院を繰り返すことも多いですから、患者さんの精神面での支えになることはもちろん、医師との信頼関係を作るといった意味でも、コミュニケーション能力は大切です。

好奇心旺盛で勤勉な方

血液内科の疾患や検査、治療は、ほかの診療科と比べて専門性が高く、血液内科特有のものが多いという特徴があります。今まで働いていた診療科では行われていない治療・検査も多く、血液内科特有のものもあります。代表的なものが骨髄移植です。そのため、ほかの診療科で長年勤めてきたベテラン看護師でも、血液内科では一から勉強しなくてはいけないことも多々ありますので、好奇心旺盛で勉強することを苦に思わない人が血液内科に向いています。

血液内科に転職する際の注意点

血液内科に転職する際には、以下に注意しましょう。

  • 設備をチェックする
  • 医師の専門分野、症例数の確認する

設備をチェックする

血液内科を選ぶ基準としては、施設設備や疾患の症例数、骨髄移植(造血幹細胞移植)などがあります。大きな病院ですから検査機器やICUなどの設備は整っているところがほとんどですが、無菌室や準無菌室は何床あるのかによって、免疫抑制療法や骨髄移植がどのくらい頻繁に行われるのかが決まってきます。

医師の専門分野、症例数の確認する

在籍する医師の専門分野によって、血液内科に疾患のなかでも骨髄やリンパ球の腫瘍が多いのか、貧血系疾患が多いのかなど取り扱う疾患の数や割合が変わってきます。また、骨髄移植の症例数も病院によってかなり差があり、骨髄バンク認定施設かどうかによっても異なります。

血液内科の看護師の求人の特徴・年収について

血液内科の看護師の求人の特徴

血液内科を置く病院と血液内科病院が多いことや、他の診療科と比較して離職率が高めであることから、血液内科の看護師の求人は1年を通じて豊富に存在します。

よって、自分の希望する働き方や年収に合わせて、じっくりと転職先を探すことができますので、様々な求人を比較検討しながら条件にマッチした職場に転職しましょう。

血液内科の看護師の年収

職場のほとんどは病棟となりますので、夜勤手当などを含めると25万~30万円が相場となります。もちろん、この額は地域や施設によって異なります。病棟での日勤常勤やフォローアップのため外来で働いた場合は、20万~25万円です。

血液内科特有の手当などはありませんので、看護師の全国平均の年収である約470万円を目安にして職場を選ぶと良いでしょう。

ただし、血液内科で働く場合、大きな病院に勤めることになります。大病院は小規模病院やクリニックよりお給料が高めに設定されていることが多いので、全国平均より少し高めのお給料を貰えるケースもあります。

血液内科の看護師へ転職を成功させるポイント

専門性を高める

血液内科での給料アップ方法は、専門性を高めることが第一です。給料の良い病院の血液内科に転職するという方法がありますが、血液内科の求人数は少ないので、ほかの診療科に比べると転職による給料アップはあまり期待できません。

そのためまずは専門性を高めて、血液内科で看護の専門家になったほうが良いでしょう。血液内科の専門家になれば、それだけ職場に貢献することができ、その貢献を認められれば、より良い転職のチャンスがやってきます。

認定看護師の資格取得を目指す

血液内科で役立つ化学療法看護の認定看護師やがん放射線療法看護の認定看護師の資格を取得するのが最良ですが、実際には認定看護師の資格取得は、なかなか難しいという現実があります。院内外の研修に積極的に参加することなどで、スキルアップしていきましょう。

血液内科での経験を積みエキスパートとなれば、実績を認められて、次に別の病院の血液内科に転職するときにも有利になります。

転職サイトで非公開求人を狙う

血液内科での募集は少ないため間口は狭いかもしれません。しかし、公開されている求人数が少ない場合でも、求人サイトに登録すれば「非公開求人」の情報を得ることができる場合もあります。

その際は複数のサイトに登録して、幅広く情報を得ることがおすすめです。簡単な仕事ではありませんが、その分やりがいも大きい診療科です。興味があれば、求人の情報収集から始めてみましょう。

下記の転職エージェントでは、血液内科の看護師に転職するための面接のアドバイスや応募先の職場の内情を詳細に教えてくれるなど、転職活動で有利になる情報を提供してくれるので積極的に活用しましょう。


転職エージェントは相談も無料で、相談したからといって必ず転職する必要もありません。まだ転職しようかどうか迷っている方でも親身に相談に乗ってくれますので、ぜひ上手に活用してください。


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