ここでは看護師としての経験を積み、仕事もある程度覚えてきた方が考える「海外への留学」についてご紹介していきます。

留学を決める前に

大きく2つに分けられる海外留学の期間

看護師が海外に留学する場合、大きくわけて二つの方法があります。一つは、日本での仕事を休んで短期の留学をする方法、もう一つは日本で仕事を辞めて、長期で海外に留学する方法です。

ただ、長く日本を離れて看護師の仕事に携わっていないと、帰国後に看護師に再就職をしようというときに「ブランクあり」と見られることも多いので、注意が必要です。

人気の海外留学先

では、留学をする方は実際にどのような国へ行っているのでしょうか。留学国は多岐にわたりますが、人気があるのはオーストラリアやニュージーランド、アメリカ、カナダ、などです。

やはり、女性が一人で外国で生活をすることを考えると、治安のよさや、日本人の受け入れに寛容な国を選ばざるを得ないという一因もあります。

各国の留学事情

看護師の留学先としてのアメリカ

アメリカは医療や看護の現場が進んでいますし、看護師の待遇やキャリアアップの制度が一番しっかり充実していると言えるため、英語圏で働きたいと願う日本人看護師の留学先に選ばれることも多いようです。

女性として生活環境の面からみても、治安や住環境を考慮しても、日本人がなじみやすいのかもしれません。

看護師として働くときの就労時間もきっちりしていて条件面も明瞭なうえ、ナースが自立していて尊重されて魅力的なので、日本人だけではなく世界中からナースが集まっています。また、アメリカは多民族国家だけに、医療従事者も患者も多国籍・多民族にわたります。

なお、必要な語学力については、TOEFLは540点以上、TOEICは725点以上が必要となっています。

看護師の留学先としてのカナダ

カナダは、充実した福祉制度があるので、看護師の留学先として人気がある国でもあります。

一般の人達が自然に障害者に接しているのを見たり、普通の人たちでも自然にできるほど福祉が進んでいる理由を知りたいなどの理由でカナダでの看護留学を選んだ方もいるほど福祉が充実しています。

カナダでは最も尊敬されている職業はナースと消防士というほど、ナースの地位が高いですし、収入面でも最近はアメリカと同程度かそれ以上になっています。

また、大学だけではなく専門学校の留学中に就労ビザを発行してもらえる学校もありますので、有給で働きながら学ぶという選択肢もありますし、卒業後の現地就労も認められやすいという利点があります。

留学する方に人気の都市は、トロント、モントリオール、バンクーバーなどが有名です。カナダの街は海岸や湖、川のほとりに広がっており、すぐ身近にはその美しい風景を堪能できるビーチもあります。

特にバンクーバーは水辺が多く、生活はいつも自然を感じられるようなライフスタイルが人気のひとつになっています。

看護師の留学先としてのニュージーランド

ニュージーランドには、日本と同様に、公立と私立の病院、個人経営のクリニックなど、さまざまな種類の病院があります。

公立病院では、診療や治療費が税金で賄われるため、患者の費用の負担はないのですが、そのためか、常に病院は混雑していて手術なども順番待ちの状態が続くようなこともあります。ニュージーランドでは公立病院の医師や看護師不足の問題は、社会問題の一つとなっています。

また、ニュージーランドも日本と同じように、これから高齢化社会へ向かい、看護師や介護師の人材不足は深刻な社会問題となりつつあります。そのため、海外からさまざまな資格を持つ人の受け入れを国として前向きに進めており、永住権取得の可能性も高い分野になっています。

看護師に人気の留学先は、ニュージーランド最大の都市である、オークランドです。オークランドの港には、住民が所有しているヨットがたくさん浮かんでいて、風景はとてもうつくしく、美しい海岸と近代的ビルの両方を合わせ持つ便利で人気の都市なのです。

看護師の留学先としてのオーストラリア

オーストラリアにおける看護師就業者数は約18万人で、その内訳は、登録看護師が15万5千人、それ以外が准看護師や看護助手となっています。オーストラリアも、日本と同様に急速に高齢化社会が進んでおり、そのため、訪問看護などの需要も大変多くなっています。

看護師の主な就業場所は、病院やナーシングホームですが、訪問看護の看護師も増加傾向にあります。

最近、オーストラリアでは現役看護師に向けて、医療業務に必要な英語力を証明するだけで看護の資格の書き換えが可能なOET(Occupational English Test)に人気が集まっています。そのため、このOET準備コースへの留学を希望する人が看護師では多くなっています。

オーストラリアで看護師として登録をし、将来はオーストラリアでの就職を目標にしている方は、このOET準備コースへの留学は、大変魅力的です。短期間で集中的に医療にかかわる英語を中心に勉強し、将来に向けての道筋をつけることができますし、目的意識もはっきりとしていますので最適なコースの1つです。

看護師の留学先としてのドイツ

ドイツにおける看護師の就業者数は、看護師の就業者数は約70万人で、そのうち、約2万5千人を外国人看護師が占めています。ドイツでは、1960年代の末頃から看護師の不足が叫ばれており、東南アジアやインドなどから外国人の看護師を積極的に受け入れてきました。

外国人看護師を受け入れる体制には、日本よりもかなり早くから積極的であったと言えます。これは、ドイツにおいても、人口における高齢化率が上がっており、高齢化社会となっているという背景があります。

ドイツにおいては、公立病院が2186、民間病院が1126で、計3312の病院数となっています。これは、人口100万人あたりに40の病院があるということになります。日本では、人口100万人あたりに69の病院がありますので、病院数に限って言えば、日本の方が数は多いということがいえます。

留学地としては、都市部のミュンヘンなどに人気があります。その間に、ボランティア活動などを通して、看護師の経験を現地で発揮することも可能です。ドイツでの医学や医療の最先端の現場についても広く知識を得るチャンスも多くなり、それは将来におおいにプラスになります。

また、ワーキングホリディーの制度を活用して、異文化社会の見聞を広めながら、自分のキャリアを活かした活動に現地で取り組むという形の留学も人気があります。

看護師の留学先としてのイギリス

イギリスは、ナイチンゲールが近代看護とその教育の基礎を築いた国ということもあり、看護学という学問の発展に欠かせない国です。そのため、最先端の看護や看護教育が行われています。

イギリスでは、早くから看護師不足が叫ばれており、そのため外国人の看護師の受け入れには以前から積極的な国と言えます。イギリスの看護協会のデータによれば、2005年の新規の看護師登録者、31402名のうち、外国人の看護師登録者は8709名となっており、全体の28パーセントを占めています。

イギリスの看護師養成のプログラムでは、学士課程3年、大学院1~2年、博士課程が3年、と日本や他国よりも、就学年数が短期間になっています。したがって、より専門性を身につけるために留学をする場合にも、短期間での習得も可能というメリットがあります。

また、一から勉強するにしても、通常より短期間で学べ、イギリスには看護師の国家試験がありませんので、養成コースでしっかりと学んで卒業をすればよいということになります。また、奨学金制度なども充実してきており、日本人にも学びやすい環境が整っています。

海外留学のメリット・デメリット

看護師が留学するメリット

海外の看護の現場では、日本とは異なり、分業化が進んで責任の所在が明確です。例えば、患者さんに薬を飲ませる担当は看護師の責任である一方で、医師との関係は日本のような医師の指示に従うものではなく、対等に意見交換をすることになるため、日本での臨床経験を活かしながらも働きやすい環境にやりがいを感じる方も多いそうです。

また、海外の看護現場は日本のようなサービス残業も少なく、季節ごとの長期休暇もしっかりと取得できる傾向にあります。海外では、労働者が権利をはっきり主張することから、日本の看護の現場よりも働く環境が整っているところも多いようです。

看護師が留学するデメリット

海外留学のデメリットは、就職するまでの難易度が日本で就職するよりも高いことにあります。海外で就職するためには、就労ビザやその国で働くための看護師免許、英語を中心とした語学の習得が必要になります。

また、海外での看護師不足は日本と同様深刻ですが、看護師として働くことができるどうかかは就労ビザの発行の難易度という側面からも「時の運」とまで言われるほどです。
こちらのケースでも、ビザ取得のための英語力試験のスコアが足を引っ張ることが多く、語学の習得が大きな課題であるようです。

海外留学では、言語の壁や生活環境の違いが精神面・身体面でもかなり負担となることが多いため、留学にあたっては、海外で働く強い目的意識を持つ必要があるでしょう。

留学は海外で看護の経験を積みたい方が選ぶ道

このように、留学のハードルは決して低くないものとなっていますし、安易に留学してしまうと経歴にブランクがつくことにもなりますから、留学を決める前には海外で看護の経験を積みたいという明確な意思があるかしっかり自分と向き合って考えてみることが必要でしょう。

海外で看護を学ぶ明確な理由がない場合は、留学は短期に留めて、日本国内で今の自分の環境を変える方法を検討してみるのもひとつの手段です。
職場環境が悪かったり、今の職場では身につかないスキルがあるという場合は、転職も視野に入れておくことをおすすめします。

転職を検討する場合は、看護師専門の転職エージェントを利用すると良いでしょう。転職エージェントは、さまざまな看護師の方が退職して転職するに至った理由を面談でヒアリングしているため、あなたに合った求人を探す方法を熟知しています。
転職エージェントは、転職者であるあなたとあなたに紹介する病院や施設の両方がお客様にあたるので、客観的な立場から転職をするべきかどうかも相談に乗ってくれます。ですので、面談の際には留学を視野に入れていることを伝えておくと良いでしょう。

下記の転職エージェントでは、面談の日程交渉や履歴書の書き方のアドバイス、雇用条件の調整や職場への同行、アフターフォローなどの転職に関わるサポートを無料で提供してくれます。
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