ブランクがある看護師の方の再就職までのポイントについてご紹介します。

全国で約71万人いるブランクありの看護師

資格を持ちながら看護職に就いていない、もしくは働いていない看護師は、キャリアにブランクが生じることから「ブランク看護師」とも呼ばれています。このブランク看護師は厚生労働省の調査によれば、平成14年度で約55万人でしたが平成23年度で約71万人と、9年間で16万人も増加してしまいました。

少子化問題に抜本的な解決も見出せていない背景もありますが、高度先進医療の普及で看護師の質を下げて単純に数を増やすことも難しく、新卒看護師の獲得は病院にとっても急務となっていることから、ブランク看護師にも再就職のチャンスは広がっていると言えます。

ブランク看護師の就業状況

厚生労働省が平成23年度に発表した「看護職員就業状況等実態調査結果」によると、看護職員としての通算就業年数は、下記の二項目でピークが存在します。

ブランク看護師の通算就業年数

  • 5年未満…27.8%
  • 5~10年未満…33.0%

同じ調査で、これまでに勤務先を退職した回数は、看護職員として就業していない方は、

ブランク看護師の退職回数

  • 0回…5.9%
  • 1回…40.7%
  • 2回…26.6%
  • 3回…14.9%

となっており、4回目移行は5%程度と徐々に低い数値になっています。このデータから、「ブランク看護師は20歳代後半~30歳代の若い世代に多い」ということと「一度離職してしまうと、現場復帰がどんどん遠のく傾向がある」ということが分かります。

ブランク看護師の離職のタイミングが女性の出産年齢統計とちょうど重なることを考えれば、子育てしながら看護師を続けることの難しさが見て取れます。

子育ては限定された期間のみ、社会からのサポートによって乗り切れることが多いのですが、看護職は医療技術職の性格が強いことから、教育体制への不安から復帰をためらう人は少なくありません。

ブランク看護師ならではの悩み

「看護技術が衰えていないか不安」

たとえば、採血や血圧測定は看護の基礎的な技術のひとつですが、実際は採血しにくかったり、血圧が測りにくい患者さんもいます。
採血は一歩間違えれば神経を傷つけてしまうリスクがありますし、前後の観察も必要で、取れればいいというものではない技術です。最近の現場は高齢化が目立っていることもあり、採血そのものが難しい患者さんもいますから、現場を離れていると採血技術に対して不安が高まってしまうの無理はありません。

また、血圧も同様で、シャントがある患者さんには禁忌という基礎知識は現場を離れてしまえば忘れてしまいがちですし、高血圧の定義自体も変わりつつあります。看護師の仕事の一つは、何が正常でどこからが異常かの判別をつけることで、異常であればすぐに医師への報告が必要になるため、血圧測定がミスなくできるかどうかはとても大切なポイントです。

「最新技術が取り入れられた看護の現場を見て自信がなくなる」

それ以外にも、ブランクのある看護師が不安を覚えるケースとして、「テレビの医療特集を見て、自分が再就職するのは無理だと感じた」というものがあります。
近年の最新医療技術の多くは、新しく開発された医療機器や材料によって助けられています。その医療機器さえ導入すれば明日からでも最新医療技術を取り入れることが可能になってきているので、近所のクリニックで見た事もないような機材があって驚いた、という体験をした方も少なくありません。

医療機器の操作も看護師が担当する場面は多いため、再就職後に現場で使いこなせるか不安になる方もいらっしゃるようです。

「出産や育児と仕事が両立できるか不安」

看護師は女性が多くの割合を占めていますが、女性は妊娠・出産というライフイベントがあるぶん、働き続けることへのハードルも高くなりがちです。
看護師では出産をきっかけに退職する人が多いですが、特に夜勤をしている看護師にとって、出産後も夜勤を続けることは安定した託児先が確保できなければとても難しく、働き続けたいけれど折り合えずに辞めることを余儀なくされてしまう方もいます。

ブランク看護師の再就職のポイント

再就職支援研修を受けてみましょう

各都道府県のナースセンターでは、再就職を考えている方を対象に、最新の看護現場の状況や医療知識、技術を習得するための研修会が実施されています。こうした研修は、無料で受講できるものも多く存在していますので、まずはeナースセンターで情報収集してみることをおすすめします。

研修で支援を受けることができる内容は、主に下記の通りとなるので、これから働く職場で必要な技術や知識と照らし合わせて受講を検討すると良いでしょう。

再就業支援研修

  • 最新の医療・看護に関する講義
  • 看護の動向
  • 新薬の知識
  • 最近の医療機器、器具及びその取扱い
  • 再就職の心構え

看護基礎技術研修

  • 採血・注射の演習(模型や医療機器を使用)
  • 点滴・輸血管理等
  • バイタルサイン
  • 感染予防やスキンケア
  • 急変時の看護
  • 高齢者の看護
  • 褥瘡ケア
  • 心電図の読み方
  • 体位変換・移動
  • フィジカルアセスメント
  • 心肺蘇生術
  • 薬物療法の補助技術

研修充実の求人を探してみましょう

最近、看護師の求人でも、「ブランクがあってもOK」とか、「未経験者歓迎」の文字をよく目にするようになっています。

そこで、まずは求人をみるときに教育体制についてチェックしておきましょう。とくにブランクが5~10年以上に及ぶ人は、日常的に使う材料が現役時代よりだいぶ異なってきています。

求人の中には、研修充実をうたうものが増えてきていますが、これはブランクがある看護師の不安を解決するための措置であることが多く、研修充実を掲げる病院は看護師として復帰がしやすい職場である可能性が高いと言えるでしょう。現場にキャッチアップできるか不安という方は、研修充実の求人を探してみるのがおすすめです。

託児所の有無や休暇の取りやすさをチェックしましょう

育児中の方は、院内に24時間子どもを預かってもらえる託児所や、保育施設がある病院を探してみると良いでしょう。夜勤は無理という方は、日勤のみの求人や短時間正職員として働くという選択肢も検討してみましょう。

また、休暇の取りやすさもチェックしておきましょう。同じママさん看護師が多い現場であれば、子供が熱を出したなどの突発的な理由でも有給休暇を取得しやすいなど、育児へのサポート体制が期待できますから、同僚になるスタッフの状況も聞いておきたいポイントです。

それでも不安な方はプロに相談するのもひとつの手

ブランク看護師は看護の現場にいなかったブランクがあるものの、看護の現場を知っていて社会人としての経験もあることから、転職市場では採用ニーズがあるターゲットとされています。
看護師不足の看護現場の現状から、ブランク看護師は転職の選択肢も多い一方、ブランクに対する不安からどういった求人が自分に合っているか悩んだり、どうしても現場に立てるか不安を払しょくすることが難しいかもしれません。

それでも看護師に再就職したいという場合には、看護師専門の転職エージェントを利用して、万全の準備をしてから転職活動に臨むと良いでしょう。

「求人はどのように探せばよいのか。」「履歴書はどのように書けばよいのか。」「転職理由はどこまで正直に書けばよいのか。」「自分の経験で通用するのか。」「面接はどのような感じなのか。」「条件の交渉などはしてもよいものなのか。」「そもそも自分は今転職するべきなのか、それとももう少し待ったほうがよいのか。」などなど、ブランクがある方は疑問や不安は数えたらきりがないでしょう。

転職エージェントは、過去にブランクのある看護師の方の転職実績を重ねているため、ブランク看護師の再就職先探しで相談に来た看護師の方々から提供されている情報を多数持っています。そうした情報をもとに、無料で転職の支援をしてくれるのでぜひ利用してみてください。
近年では、転職エージェントは複数の会社が設立されてきているため、こうした会社を知っている方も多くなってきていますが、まだまだ転職エージェントという存在を知らないという方もいらっしゃると思います。そうした方は、下記のページもぜひ参考にしてみてください。

ブランク看護師におすすめの転職エージェント

以下で紹介している「看護のお仕事」という転職サイトは、ブランクありの求人数が多くエリアも全国対応のサービスです。
また、看護のお仕事は業界の最大手の会社で、個人情報管理もしっかりしていますし、会社の組織体制もしっかりしていることから信頼できる会社です。所属アドバイザーも親身に相談に乗ってくれるので、再就職を検討されている方は、ぜひ相談をしてみてください。


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