
◆約20%ものナースが月30時間を超える残業勤務
看護協会が実施した調査によると、約20%ものナースが月30時間を超える残業勤務を行っていました。
その中には、過労死危険レベルと言われる月60時間を超えるような勤務もありました。
これは、単純計算で1日あたり、3時間近く残業をしていることになります。
20代の看護師「強い疲労感が常にある」
また、「看護職員調査」では、20代の若いナースほど、「他の世代よりも強い疲労感が常にある」という気になる結果がでています。
20代の看護師は約25%の方が月35時間以上の残業をしており、その多くはサービス残業で、手当てもほとんどないのが現状です。
残業内容の多くは、引継ぎや就業後のカルテ整理などのこまごまとした業務が挙げられ、これらがかなりの時間を占めています。
上記のように残業時間が多く、疲労が溜まりがちになると、医療事故のリスクが高くなります。このようなリスクを抑えるために、職場環境の改善を進める医療機関が増えてきているのです。
職場環境の改善に向けて
最近では多くの病院で、働きやすい職場環境を目指した取り組みがはじまっています。例えば、業務内容を見直して精査し、無駄を省く試みなどです。
その他にも、夜勤の人数や勤務体制の見直しにより、一人一人の負担の軽減をはかったり、有給休暇の計画的取得をすすめて、リフレッシュを促しています。
そもそも、残業時間は職場や勤務形態によって大きな違いがあります。しかし、過度な残業を減らしていくことは看護の質を高めるためにも大変重要です。
看護師が働きやすい環境づくりをテーマに、改善を心がける医療機関が更に増えていくことが望まれます。
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