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実は看護師の80%以上が「転職したい!」

ある民間系データバンクのアンケート調査で、実働看護師の80%以上が転職したいと思っている、と回答した驚きのデータがあります。看護師は離職率が高いと言われていることの裏づけとも言えそうな結果ですが、実際のところはどうなのでしょうか?

「転職したい!」は、思っているだけ?

平成23年度に公表された看護協会のアンケート調査によれば、就業継続の予定について、下記のような結果が出ています。

就業継続の予定について

  • 1.現在の施設で看護職員として働き続けたい…64.0%
  • 2.他施設で看護職員として働きたい…17.2%
  • 3.看護職員以外として働きたい…3.4%
  • 4.仕事はしない…1.4%

この調査結果を照らし合わせると、転職したいというのは思っているだけで、実際はそれほど切実で具体的な転職希望を持っているわけではない、と言えそうです。

ですが、①現在の施設で看護職員として働き続けたい、と回答した人の理由が、

現在の施設で看護職員として働き続けたい、と答えた人の理由

  • 1.通勤が便利だから…51.9%
  • 2.人間関係がよいから…39.2%
  • 3.通勤時間が希望にあっているから…26.2%
  • 4.休暇が取りやすいから…21.2%

となっており、同じ設問内の『給与が希望にあっているから』は12.9%で第6位となっているのが少し気になるところです。この他にも、「医療安全対策が充実しているから」「看護配置が充実しているから」「教育体制が充実しているから」などの労働環境の項目もあるのですが、いずれも軒並み5%以下という結果になっています。

通勤が便利だから、から読み取れること

男性看護師も看護師全体の5%まで増えてきたものの、看護職は未だ圧倒的に女性が多く占める現場です。女性は結婚や出産、子育て、とライフイベントが多彩で、人によっては親の介護が入ってきますし、家庭内では主婦としての労働も期待されがちなので、日々忙しい女性にとって『通勤が便利』というのは、ストレスが少なく済みそうです。

4位にランクインした『休暇が取りやすいから』というのも、家族を優先しなければならない女性が活躍する職域ならではと言えそうな結果ですね。

ですが、ひとつの職場に定着している看護師が満足している点というのは、裏を返せば不満に繋がりやすい点でもあります。たとえば、通勤が不便な点が不満、という人がいたとしたら、「通勤に時間をかけたくない」という多忙な私生活像が浮かび上がってくるのです。

出産をきっかけに辞める人が多い

現場感覚では、結婚を機会に辞める人は少ないようです。むしろ、出産子育てに向けて、共働きができるうちにできるだけ貯金しておきたいからという理由で、夜勤も継続してバリバリ働く人が多いかもしれません。

具体的なデータとしては現れていませんが、よく問題視されることのひとつに、看護師の流産率の高さが上げられることがあります。看護師はハードな仕事ですが、基本的に立ち仕事です。職場によっては人員不足から、妊婦でも長時間労働を回避することができません。授かり婚、いわゆるできちゃった結婚では、人事が思いがけない欠員で悩まされるとも聞きますが、女性側からすれば、妊娠のタイミングを人員補充計画に沿って行うことはとても難しいでしょう。

医療機関サイドからしても、同じかそれ以上のキャリアを持つ看護師をすぐ補充するのは困難ですし、けれど妊娠中も安心して働ける環境を提供したいし、という部分で、悩ましく感じているはずです。

実際は、出産をきっかけに離職する看護師が多いようです。出産後の復帰を希望する人も少なくないのですが、残業や夜勤時の子育て環境を準備することができず、断念せざるを得ないケースが多いのが実態です。
この問題は、離職したまま年月ばかりが経過してしまい、ブランク看護師として顕在化しているので、身近なこととして考えたことがある人もいるかもしれませんね。

保育は誰に頼めばいいの?

看護協会を始め、各医療機関でもブランク看護師の活用に併せ、ママさん看護師が働きやすい現場の取り組みとして、院内保育制度を取り入れるところもあります。しかし、そういったところはまだまだ少数派です。

仮に、ゼロ歳児から24時間託児できる施設が職場の敷地内にあるなら、一緒に出勤できるのでとても助かります。お迎えも直帰状態で帰宅できますから、家に帰って家事をしなければならない人の負担軽減にも繋がります。ですが、こういった医療機関はとても人気があり、求人はすぐ埋まってしまいます。

保育園不足問題がありますが、厳密には3歳児までの保育に含まれており、3歳児以上からの保育園探しでは、問題にまで発展するケースは少ないようです。看護師だけでなく、一般職に就いて働く女性も同じ悩みを抱えている証拠と言えますが、看護師は技術職なので、1年ブランクが空いただけで採血すらできなくなってしまう点で異なります。

仮にキャリアが10年あったとしても、誰でもブランク看護師になる可能性があるということですが、保育園の他に、保育ママ制度といった自治体の取り組みもありますから、有効活用して乗り切りたいですね。

40歳代後半からの悩み、家族介護

民間介護サービスが充実し、急速に発展し始めています。看護師でも医療ではなく介護方面の現場で活躍している人が多くなっていますが、子育てがひと段落する頃になると、親の介護問題を抱える人が増えてきます。

特に看護師では、「看護師なんだから親くらい自分で看て当たり前」と、親戚や近しい家族から頼りにされがちです。ですが、この時期の看護師は豊富なキャリアを職場からあてにされ、管理職として登用されるチャンスが巡ってくるときでもあります。

やむを得ず外部サービスに任せようとして、「看護師のくせになんて酷い人なんだ」と、人格すら否定するような厳しい目に晒され傷つけられるケースも、まま聞かれることです。家族介護を行っているから、転職したくても今の職場から離れられない、という人も少なくないのが実態です。

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