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新たに看護師としてのキャリアプランを考えて、アメリカで専門分野を極めるという選択をされる方も増えてきています。

日本の看護師とアメリカの看護師ではその種類や専門性、有する権限などにも顕著な違いがあり、年収もずいぶんと異なる傾向が見られます。

もともと英語が得意であれば直接現地の学校に入学し、看護師試験を目指す方もいらっしゃいます。

もちろん日本国内にいながらにしてアメリカの看護師試験を目指すこともできるので、詳細の情報を交えながらアメリカの看護師に関する情報をご紹介していきます。

アメリカの看護師は日本の看護師より高年収!

2015年12月にアメリカの労働省労働統計局から発表された統計(Occupational Outlook Handbook)によれば、アメリカの看護師(Registered Nurse)の平均年収は66,640米ドルとなっており日本円に換算すると約770万円となります。

一方、日本の看護師の平均年収は厚生労働省の「平成26年賃金構造基本統計調査」職種別第1表のデータを用いて算出すると約478万円となり、看護師の日米間における年収の差は約300万円と大きな開きがあることが分かります。

日本では看護系の専門学校や短期大学、四年制大学のいずれかを卒業し看護師国家試験に合格すれば看護師になることができます。

一方、アメリカでは看護師になるための教育要件は四年制大学の卒業が必須とされており、看護師になるために必要とされる履修内容の違いが、少なからず日本とアメリカの看護師の年収の差に反映されているとの意見もあります。

アメリカの看護師の平均年収が高いワケは?

アメリカの看護師は日本の看護師と比べると患者さんに対しておこなえる医療行為の範囲が広く、専門職としての色合いが濃いと言われています。

現役の看護師として働く人のなかには、仕事の合間に大学や大学院で専門医療に関する勉強や研究を継続し、修士号や医学博士号を取得している方も珍しくありません。

その結果として専門とする医療分野に関しては、医師の代わりに問診や検診をおこなうことができる看護師も存在しているのが実状です。

以上のことから看護師の仕事自体の高度な専門性や地位の高さが、高い年収につながっているとの見方もあります。

またアメリカでは医療保険による治療はなくすべてが自由診療であるため、日本の医療費と比べるとアメリカの医療費が全体的にかなり高めの設定になっていることも、看護師の高年収につながっているという説もあります。

州によって年収のバラつきが大きい

アメリカの看護師(Registered Nurse)の年収は、勤務する州によっても大きく異なります。

アメリカ労働省労働統計局のデータ「Occupational Employment Statistics」によれば、国内でもっとも看護師の平均年収が高い州はカリフォルニア州で98,400米ドル(約1,100万円)となっています。

そのほか東海岸のニューヨーク州やマサチューセッツ州、ニュージャージー州に加え西海岸のワシントン州やオレゴン州、アラスカやハワイでは7万~8万ドル台(約800万~900万円台)という高めの平均年収となっています。

一方、もっとも平均年収が低いのはサウスダコタ州で53,970米ドル(約620万円)となっており、もっとも高いカリフォルニア州のデータと比較すると55%程度にしか及びません。

全米のほぼ中央部に位置するネブラスカ州やアイオア州、カンザス州やオクラホマ州においても、平均年収は約54,000米ドル~57,000米ドル(約621万円~655万円)と比較的低めの年収となっています。

アメリカで看護師になるにはなにが必要?

アメリカで看護師(Registered Nurse)として就職するには必要レベルの英語力だけでなく、各州の資格試験に合格後は登録をおこなうことが必須条件となります。

看護師の資格試験であるNCLEX-RN(National Council Licensure EXamination-Registered Nurse)を受験するため、通常はアメリカの大学の看護課程を修了していることが条件となります。

ただし日本で正看護師の資格を持っている場合には、CGFNS(Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools)の試験に合格すれば、NCLEX-RNの受験要件を満たすことができます。

CGFNSは年に3回実施されており、東京でも受験することが可能です。

さらに看護師試験のほかに求められる英語力基準を満たすためには、TOEFLかTOEIC、IELTSのうちいずれかを受験し、合格基準となる一定レベルのスコアをおさめなければなりません。

たとえばTOEICであれば725点以上となっており、有効期間が2ヵ月と限定されているので期限が過ぎれば再受験をする必要があります。

細分化された看護師求人!アメリカでの就職先の探し方

アメリカでは「看護師」といってもその資格は細分化されているため、自分がどういった仕事を目指すのかによっても給与水準などの諸条件が大幅に異なってきます。

職種としては日本の正看護師にあたるRN(Registered Nurse)だけでなく、准看護師であるLPN(Licensed Practical Nurse)や看護助手のCAN(Certified Nursing Assistant)、麻酔専門の看護師CRNA(Certified Registered Nurse Anesthetist)などが選択できます。

さらに専門とする一定範囲の診断や治療が実施できるNP(Nurse Practitioner)や、医師の代理として診療ができる看護学修士MSN(Master of Science in Nursing)を取得している高度実践看護師(Advanced Clinical Nurse)といった専門性の高い看護師も存在しており、日本の場合と比べると求人内容も多岐にわたるのがアメリカでの看護師事情の大きな特徴のひとつとなっています。

看護師として転職や就職活動を進める際に看護系のアメリカの大学を卒業しているのであれば、関係する病院や医療施設を紹介してもらえるチャンスがあります。

インターネットを利用する場合、日本国内の看護師求人であれば専門のウェブサイトもかなり充実していますが、アメリカでは総合的な求人情報サイトにアクセスし地道に情報収集をしていくのが一般的です。

ときには就職を希望する州内の病院などに直接履歴書を送付し、面接などの採用試験を受けていくということも珍しくないようです。

Nursy運営事務局より一言!

アメリカで看護師をしたい場合には

アメリカで看護師としての夢を実現したいと考えているのであれば、必要な語学力の取得や看護師試験合格に向けて自分がやるべきことを洗い出し、計画的に準備を進めていきましょう。

勉強をスムーズに進めるためにも専門学校の講座を活用し、看護留学をするなど自分のライフプランに合った方法を選ぶことをおすすめします。

実際には、ビザの取得など渡航に向けた手続きも必要となるため、時間的には余裕をもって段取りをしていきたいものですね。

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