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認定看護師とは

認定看護師とは、高度化及び専門分化する保健、医療及び福祉の現場において、熟練した看護技術及び知識を必要とする看護分野として制度委員会が認めた看護師のことを言います。

認定看護分野の特定条件としては大きく3つあり、看護実践経験の積み重ねのみでは修得しがたい特定の知識及び技術を必要とすること、他の分野との重なりがあったとしても独自の看護知識及び技術を必要とすること、何らかの法的支援及び経済的支援があるか、または将来的に経済支援が期待されること、とされています。

認定看護師が初めて導入されたのは平成7年で、分野は、救急看護と、皮膚・排泄ケアの二つでした。平成22年には現在の21分野まで広がり、専門職としてのニーズをさらに深め、キャリアアップルートの一つにもなっています。

認定看護師へのハードルは高いけど、メリットもたくさんある!

認定看護師になるためには、実働5年のキャリアと、そのうち専門分野で3年の経験が必要です。条件を満たせば誰でもなれるかと言えばそうではないのは、みなさんもご存知の通りで、一定の期間教育機関で学習する必要があり、その後も試験を受けなければならないので、今現在働いている人にとってはなお難しいことが多いでしょう。

認定看護師の学習内容は、水準が非常に高く設定されていて取得者数に限りがあります。なので基本的にどの職場でも歓迎されますし、勤務先によっては高額な資格手当てを支給するところもあるのも魅力ですよね。

ですが、認定看護師資格を生かせない職場だと、取得のために打ち込む勉強のやりがいが半減してしまいます。認定看護師資格はどんな職場なら最大限に生かすことができるか、考えてみましょう。

認定看護師は大病院にいる!

そもそも認定看護師資格は、看護師に指導や教育を行い、新たな看護技術開発をする役割を期待されてスタートした制度です。たとえば求人票で、『認定看護師資格応援制度あり』と掲載された文言は、大学病院や500床以上の大規模な病院でよく見かけます。千床を越えるような病院にもなると、看護職だけで千人以上の勤務者を抱え、キャリアや技術もまちまちになりがちです。そういった環境下、認定看護師は所属部署を超えて、技術指導役を任されることになるので、資格を充分生かせると言えそうです。

もちろん根拠のあるレベルの高い技術は効果も出やすいものですし、患者さんやご家族にもとても喜ばれますから、キャリアアップやお給料アップと同時に、やりがいの面でも多いに期待できます。

たとえば、褥創を持った患者さんは内科・外科関わらずどの病棟にもいますが、認定看護師数が最も多い、『皮膚・排泄ケア』領域の認定看護師は、病棟の枠を超えて、看護師にケア技術を教えに行くことになりますし、独自に院内研修企画を立ち上げることもできます。

認定看護師の活用は現場レベルの底上げに繋がっている

前述のように、認定看護師は現場のレベルアップに直接繋がる技術を提供することが可能です。ですので認定看護師を求める現場は、特に新卒看護師や潜在看護師を多く迎える医療機関が多くなります。

ですが、専門教育機関に一定の期間、研修に出さなければならないので、希望者が殺到している場合、順次になったり、院内選考が行われることもあります。『認定看護師希望者応援』、という求人に応募するときは、必ずしも自分の希望したとおりにならないこともあることを承知した上で、具体的にはどういった条件をクリアすれば推薦してもらえるのか、人事担当者に事前によく確認を行っておくようにしたいですね。

勤務しながら勉強を両立するのがメジャー

認定看護師の研修課程を専攻する際、資格認定が終わったら帰ってくるという約束の元、有給扱いで出る人もいますが、多くの人が働きながら研修に参加しています。

だいたいは夜勤が不足しているとき、病棟会議があるときなどなど、限定されていますが、実務を伴うので、レポートが立て込んでいるときなどは肉体的にも精神的にもとても厳しい状況です。集まっている人たちも同じ道を志す技術レベルの高い、キャリアも豊富な看護師なので、少しでも手を抜けばあっという間に置いていかれてしまいます。

認定看護師の認知度は高くなりましたが、医療技術の進歩とともに年々水準が上がっているのも実際なので、認定看護師を念頭においた転職活動を希望する人はその点も考慮に入れておきましょう。

認定看護師資格は取ったあとも勉強!

認定看護師は登録制ですが、会員は各種勉強会や研修に参加して研鑽を積んでいかなければいけません。勤務先では現場リーダーとしての働きを期待されていますから、毎日が非常に多忙なものとなることは避けられません。

たいていの医療機関が認定看護師の外部研修に理解を示してくれますが、恵まれたところだと外部研修も実務時間として認めることもあるようです。でなければ、有給扱いで欠勤申請しなければいけなくなってしまうので、認定看護師を目指したい人は、のちのちのことも考えた転職を考えたいですね。

認定看護師は全国どこでも通用する注目資格ですが、プラスワンの資格という意味ではもっと取りやすくハードルが低めに設定されている資格もあります。最近では、心理学やメイク技術、介護関連など、ピンポイント的に活用できることで注目を集める資格もありますから、「今の自分に必要な資格は、認定看護師なのか、それとももっと限定された分野での資格なのか」ということも考えると、充実したキャリアアップに繋げやすくなります。

認定看護師の特定看護分野の紹介

高度な知識と経験が必要とされる手術看護
観察力・判断力が求められる救急看護
最前線で子どもの命を救う小児救急看護
患者さんとの信頼関係が重要な透析看護
生涯続くセルフケアや療養生活を支援する糖尿病看護
患者さんとその家族に寄り添い、新しい命を育む不妊症看護
活躍の場がますます広がる認知症看護
在宅医療を支える訪問看護
QOL向上に欠かせない皮膚ケア・排泄ケア
チーム対応で、心身の苦痛を和らげる緩和ケア
臨機応変な対応が求められる集中ケア
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