
結婚すると、家事の時間が増える
女性の場合、結婚前後で家事の時間が増える傾向にあると言われています。
男性の側の理解も高まってきたとはいえ、結婚後の家事の時間は独身のときよりも1日平均で30分~1時間ほど伸びるというケースも珍しくありません。
結婚しても仕事は減らないのに、生活に費やす時間が増えるというのでは、今までと同じ働き方では限界を感じて離職・転職を考えてしまうのも納得です。
結婚すると、家事の時間が増える
女性の場合、結婚前後で家事の時間が増える傾向にあると言われています。
男性の側の理解も高まってきたとはいえ、結婚後の家事の時間は独身のときよりも1日平均で30分~1時間ほど伸びるというケースも珍しくありません。
結婚しても仕事は減らないのに、生活に費やす時間が増えるというのでは、今までと同じ働き方では限界を感じて離職・転職を考えてしまうのも納得です。
子育て中の看護師の6割が夜勤をしている
また、2009年の看護職員実態調査では、子育て中の看護師の6割が夜勤をしているという結果も出ています。子どもが熱を出している時に出勤しなければならなかったり、保育園の送り迎えなどで苦労をされている方もまだまだ多いのが現状です。
子育てをされている方には、院内保育所や託児所が充実している病院や昼間のみの勤務で働ける外来や診療所へ勤務先を変更するという選択肢も魅力的です。
夜勤負担が重い病院ほど、離職率は上昇する傾向に
また、勤務の状況別に見ていくと、夜勤負担が重い病院は離職率が高い傾向にあるということで、看護職員1人あたりの月の夜勤時間が72時間を超えている病院では、常勤看護師の離職率が12.9%と高い傾向にあります。
夜勤が多いと生活リズムが崩れてしまうことが多く、それにより日々の疲労感が強くなったり、子育ての障害となったりすることが離職・転職へとつながっているようです。
職場から受けられる支援は?
子育てがひと段落したから現場復帰したい、と思う方はたくさんいます。前の職場に出戻る人もいますが、家族や子供の都合で欠勤が多かったり、保育園や学校の行事で勤務交代を申し出る機会が多くなったりするぶん、どうしても若い独身看護師に負担がかかりがちなのがネックです。快く引き受けてくれる雰囲気の良い職場もあるでしょうが、そうであったとしても、だんだんと居辛くなってくるものでしょう。
子育て中で復帰したい、という人は、同じ立場のママさんナースが多い職場を選ぶようにすれば、転職後も無理なく働くことができます。ママさんナースが多い職場では利用しやすい福利厚生制度が豊富に用意されていますし、全体の雰囲気も働きやすいものです。
子供の発熱や怪我はいつどんなことで起こってしまうか、誰にも予測することはできません。具体的に想定されるケースに、職場がどんなフォローをしてくれるか、よく相談して転職を決めるようにしましょう。
研修!会議! 聞いてないイレギュラーな予定がたくさん!?
家庭と仕事の両立で、特に看護師を悩ませるのが、研修や会議、学会参加の多さかもしれません。看護師は専門職ですが、医療チームの一員でもあり、ときにチームの中心である医師の代弁者ともなる責任重大な役割を担っています。ですので、自己研鑽のための研修やチームを円滑に動かすための会議への参加は避けることができません。スキルアップに繋がるものなので勉強会へも積極的に参加しておきたいところですが、問題はこれらが業務時間外に開催されるという点です。
医療施設によっては業務時間内に行うなど、なるべく残業にならないように工夫しているところもありますが、そもそも最低限の人数で業務を行っていますから、交代が終わったフリーの時間帯に開催されることがほとんどです。
また、施設外勉強会や学会参加を求められることもあり、順番で回ってくる以上、断りづらい事情もあります。こういった研修や会議、勉強会、学会といったことは転職前には分からないことです。「こんなに忙しいなんて聞いてない!」とならないように、見学や事前面談で、よく確認しておきましょう。
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