
看護師の仕事は看護師資格をとり、看護師として働くことだけがすべてではありません。看護師としてのスキルや経験をベースにしなければ形成することができないキャリアもあります。日々の業務を丁寧に行うことはもちろん大切ですが、その中で更なるキャリアアップを考えて見ませんか?このページでは看護師のキャリア形成についてご紹介します。
看護師のキャリアパスについて
看護師のキャリアパスとはナースとしてのスキル・経験を重ねつつ、能力や地位を高めていくことをいいます。
看護師のキャリアパスには看護部長や看護師長といった管理職として看護の現場だけではなく病院全体を見ていくもの、ジェネラリストとして幅広い看護分野で患者をケアするもの、専門分野を持ちスペシャリストとして特定の分野を極めていくものなどいろいろなキャリアパスがあります。
看護のジェネラリストはジェネラル・ナースとも呼ばれ、幅広い分野で患者さんへのケアを行います。特定の分野を極めていくスペシャリストには専門看護師や認定看護師があります。
キャリアパスの方向性を定めることで目標がはっきりと定まります。結果として仕事への意欲が高まることに繋がるのです。目的がはっきりしているので高いモチベーションを維持することができるので、どんどんスキルを高めていくことが可能となります。
キャリアアップを考えるときに注意したいこと
看護師のキャリアアップは
- 進学
- 資格取得
- これまでの経験を生かした新たな領域への転職
以上の3つに分けることができます。
どの方法でキャリアアップするかは1年後や3年後あるいは5年後の自分がどういう生活スタイルになっているのかをよく考えて決めなければいけません。特に女性看護師の場合は結婚・妊娠・出産・育児という人生における大きなイベントに合わせて働き方を変えていく必要に迫られることがあります。
また、金銭的な面でも十分検討する必要があります。
例えば認定看護師を目指す場合は働きながらのキャリアアップが困難なのが実情です。認定看護師になるためには日本看護協会が定めた教育課程を6ヶ月間指定の期間で受けなければなりません。その教育課程は昼間のみの実施であるため働きながら認定看護師を目指すことができません。
もちろん、研修制度やキャリアップ制度が充実している病院もあるので、そういった場合は認定看護師資格取得のための期間でも給料を支給してくれる場合もありますが、休職扱いで資格取得を目指さなければならない場合も多いのです。
看護師としてのキャリア形成を考えるようになったら、まずは自分の人生設計を見直してみましょう。その上で、ライフスタイルに応じた最適なキャリア形成の方法を見つけることが効率よくキャリアアップするための近道になります。
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