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現在、看護師として働いている人のなかには、将来助産師の道を検討している人も少なくありません。しかし、助産師になるには看護師免許に加えて助産師免許が必要です。

ただでさえ忙しい看護師が働きながら資格試験の勉強を行うのは容易なことではありません。そのため、助産師を目指したくてもなかなかその一歩を踏み出せない人もいるようです。

今回は、看護師が働きながら助産師に転職する方法と助産師に転職するメリットをご紹介します。

少子化なのに助産師が売り手市場なのはなぜ?

女性1人当たりの平均出産数が2014年の時点で1.42人と1985年の1.76人と比較して、減少しているにもかかわらず、助産師は年々増加しています。2005年には27047人から2014年には37572人とこの10年で1万人も増えています。子供の数は減っているにもかかわらず、なぜ助産師は増えているのでしょうか。

助産師増加の背景に産婦人科医の減少によるものです。出産はいつ起こるかわからないものであるため、産婦人科は24時間体制が当たり前の医療現場です。当直明けの連続勤務や1人当たりの業務負荷も多い過酷な現場であるため、若手医師が産婦人科を選ぶことを躊躇しています。

産婦人科医に進んだ数少ない若手医師は比較的女医が多く、妊娠や子育ての時期は長時間労働から免除されるため、他の医師の負担が大きくのしかかります。また、他の科に比べて医師1人あたりの提訴件数も多く、訴訟リスクが高いことも産婦人科医が減る原因の1つに挙げられます。

産婦人科医が減ったことで今は助産師の仕事の幅が増えています。妊婦健診を行う助産師外来や、出産後の女性をサポートする産後ケア、パートナーや家族に対する産前教育などかつて産婦人科医が行っていた仕事を助産師がカバーしています。活躍の場が増えたため助産師は年々増え続けていても、人手不足で売り手市場となっているのです。

看護師から助産師に転職するには?

産婦人科医の仕事もカバーする助産師は看護師がキャリアアップの目的で転職するにはうってつけの職業ですが、助産師免許を取得しなければなりません。助産師免許を所得するには、助産師養成学校に1年通って助産師国家試験に合格する必要があります。

多忙な看護師が助産師を目指すには、退職を選ぶ人も少なくありませんが、学費が150万円と高額で、生活費を捻出しながら学費を支払わなければならない点がネックです。また、入学試験の競争率も高く、難しいところだと10人に1人しか合格しないといわれています。
なかには医師からの推薦状がないと入学できないところもあります。しかし、働きながら助産師免許を所得する方法はあります。助産師支援制度を取り扱っている病院に転職することです。病院によって制度の内容なさまざまですが、どの病院も共通していることは、一定の勤続年数があり、資格取得後は継続して働くことが支援条件となっています。

病院による支援制度の違いは、大学病院では助産師養成学校に通っている間は出張扱いとなり、給料は支払われます。総合病院では、毎月10万円の奨学金が給付され、勤続年数が増えると奨学金が免除されます。産婦人科などの専門医院では、助産師養成学校の推薦状を書いてもらえます。

助産師の給料と活躍の場

働きながら資格取得を支援してもらえる病院はあっても、多忙な業務の合間を縫って学校に通うことは並大抵のことではありません。資格取得中は仕事との両立が大変かもしれませんが、長く働くこと考えたら助産師になると大きなメリットがあります。

それは給料が大幅にアップすることです。看護師の平均年収が約473万円なのに対し、助産師は約560万円と90万円も高くなっています。20年間働くと1800万円もの差がつきます。助産師の年収が高い背景には、看護師より数が少ない割に需要が高いためです。

また、仕事内容も看護師と違い正常な出産であれば、医師の指示なしに助産師が単独で助産を行うことができます。看護師は医師の指示があっても助産行為は行えません。助産行為が単独で行えるため、総合病院や産婦人科などの医療機関以外に自分で助産院を作って独立して働くことができるのもメリットです。

助産師の87%が充実した設備と万一のときに産婦人科医と連携がとれるため、医療機関を選んでいますが、最近は、助産院を希望する助産師も増えています。助産院は助産師のみで運営するベッドの数が9床以下の施設のことです。助産院は助産師自身の自宅の一部に作られるケースが多く、アットホームな雰囲気のなかリラックスして出産に臨めるところが大きな魅力です。

助産院と病院の大きな違いは、バースプランと呼ばれる出産計画を妊婦と一緒に立てられるところです。最近は畳の上で出産したいとか、夫にへその緒を切ってもらいたいなど出産のニーズもさまざまです。これらの要望を病院でかなえることがむずかしいため、自分の要望にあった出産ができる助産院を選ぶ妊婦も増えています。

看護師が助産師に転職する方法と年収、活躍の場をご紹介しましたが、いかがでしたか?助産師支援制度を行っている病院を自分が住む地域で探すことは容易ではありません。そんなときは、看護師専門の転職サイトを複数利用したり、専門の転職エージェントに相談したりしてみてはいかがでしょうか。
自力で探すよりもあなたのキャリアプランにあった転職先が効率よく見つかるかもしれませんよ。助産師への転職に迷っている方はまずは相談することからはじめてみませんか。

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