看護職員の「ニアミス」8割越え【岡山県】(MSN産経ニュースより)
4月10日、岡山県医療労組連合会の調査によって、県内で働く8割以上の看護職員が医療ミスに近い経験をしていることがわかりました。
記事引用:県内の看護職員の8割以上が医療ミスに近い経験をしていることが、県医療労組連合会(岡山市)の調査で分かった。約7割は「慢性的な人手不足」と回答しており、医療事故につながりかねない労働の実態が浮き彫りになった。
同調査では、医療・看護事故の原因として、人手不足による忙しさをあげる人は73.6%、疲労の蓄積をあげる人は18.1%となっています。
また、回答者658人のうち69.4%は仕事を辞めたいと思っており、理由として「人手不足による仕事がきつい」と答えた人が40.9%、「賃金が安い」と答えた人が32.3%いました。
看護師の不足は長い間問題とされてきましたが、改善は未だ追いついていません。人手不足による忙しさや疲労の蓄積は、注意力を低下させ、看護サービスの質の低下や仕事上のミスを引き起こしやすくすると言われています。ミスを防ぎ、働きやすい環境で働くためにも、転職先は人手の十分に足りた病院を選びたいですね。
ニュース記事:看護職員「ニアミス」8割超 県医療労連調査 7割「人手不足」 岡山
関連記事:→ 看護師の75%が「辞めたい」74%が「慢性疲労」
静岡がんセンターが実践力強化プログラムを創設【静岡県】(CBnewsより)
静岡がんセンターは、全国の認定看護師を対象とする教育プログラムを創設しました。
記事引用:静岡県立静岡がんセンターは、がん化学療法看護や緩和ケアなどを学んだ認定看護師を対象にした「がん看護エクセレントプログラム」を創設した。最先端のがん医療技術や医療倫理を柱にした講義と、医療現場での実践の研修を8月に行うという。同センターは「講義・実践の研修は、日本看護協会(日看協)の認定看護師資格更新要件である自己研さんの実績として申請することができる」としている。
医療現場ではがん医療の高度化が進み、認定看護師の継続的な教育が課題となっていました。
がん医療に限らず医療技術は日々進歩しています。研修プログラムを受講したり、最新の医療情報に触れたりするなど日ごろからスキルアップを心がけておけば、看護の質が向上するだけでなく転職の際のアピールポイントになるでしょう。
ニュース記事:がん看護の「エクセレントナース」目指せ!- 静岡がんセンターが実践力強化プログラム
静岡がんセンター:認定看護師資格取得後のポスト認定看護師プログラムを創設~「がん看護エクセレントプログラム(SCC)」~
「切迫流産経験」45.1%【岩手県】(岩手日報Webサイトより)
岩手医労連のアンケート結果から、県内で切迫流産を経験した女性看護師は45.1%と、全国調査より高いことがわかりました。
記事引用:岩手医労連(中野るみ子委員長)は10日、県内の医療機関で働く看護師らへのアンケート結果を公表した。切迫流産を経験した女性看護師は全国調査より15・3ポイント高い45・1%に上るなど過酷な労働実態が明らかになった。
「夜勤免除や超過勤務免除の制度があっても、妊娠を理由に申請しにくいのが現実」と岩手医労連は分析しています。
夜勤や不規則なシフト勤務は不妊や流産のリスクを上げると言われています。しかし、人員不足の病院は忙しく、夜勤免除や超過勤務免除の制度を利用する事で「他の看護師に迷惑がかかってしまう」と申請をためらう看護師は多い様です。
妊娠しても無理せず働き続けるために、看護師配置の手厚い病院や有給休暇のとりやすい病院、正職員より勤務時間の短い「短時間正職員制度」を導入している病院など、妊娠中の看護師に配慮のある職場に転職したいですね。
ニュース記事:「切迫流産経験」45.1% 県内看護師ら全国より高く
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